光学式浮遊帯域溶融装置
光学式浮遊帯域溶融装置は、光で材料を溶かしながら高純度の単結晶を作る装置です。
「浮遊帯域」とは、原料棒と結晶の間の部分的に溶けた領域(溶融体)が表面張力のみで保持されている(=浮遊している)状態を指します。
この溶融帯を移動させながら結晶を成長させることで、不純物が少なく高品質な結晶育成が可能となります。
■仕組み
原料棒を光で溶かし、溶けた部分(溶融帯)を移動させながら結晶を成長させます。
原料棒と種結晶をセットし、光で加熱・溶融します。
溶融帯を移動させ、種結晶の上に単結晶を成長させます。
■利点
不純物が少ない高純度な結晶を作れます。
様々な材料の結晶育成が可能です。
結晶の組成を細かく調整できます。
いろいろな雰囲気での育成が可能
四楕円鏡型(ハロゲン型・キセノン型)
四個の楕円鏡を用いている為、均質に原料を融解し、長時間の安定した条件下で単結晶育成を継続する事により、高品質単結晶を容易に作成可能にしたFZ法(Floarting Zone method)単結晶育成装置シリーズです。 パソコンを用いた遠隔操作が可能で再現性にも優れ、複雑な組成の単結晶育成において圧倒的な優位性を発揮します。

レーザ型(標準型・高圧型)
当社のレーザFZ法装置は局所加熱で溶融部以外の熱影響を抑え、多様な材料の結晶化に対応します。放射温度計と映像によるリアルタイム監視で、安定的かつ再現性のある成長を実現します。

原料棒成形関連装置
光学式浮遊帯域溶融装置に必要とされる、様々な付帯装置をラインナップしております。
